・就職活動をしているけど、面接で話すような実績がない
・大学時代、遊びまくっていて何も話すようなことがない
・バイトばかりでほぼ学校に行ってなくニート状態
そんな方が就活をはじめる上で、面接の壁にぶつかったとき、参考になるような記事になっています。当てはまりそうな方がいらっしゃったら参考になれば幸いです。
大学時代に誇れることがない
私が就活をしていたときは就職氷河期でしたが、ほとんどの会社は1次面接で落ち、中々次の選考に進めずかなり悩んでいました。50社以上1次面接で落ちていたと思います。
それは私自身が大学時代に何も誇れるような活動をしていなかったからです。
学生時代は大学にはほぼ行かず、ゼミにも入らず、バイトばかり。後はゲーム、旅行といった趣味メインでそれ以外は家から出ないようなダラダラした生活を送っていました。友達も4名ぐらいしかおらず、決まった友達と毎週遊び、バイトし、家でゲームするという毎日。必要な単位だけ取得し、卒論もなく卒業しました。
なので、他の学生が自己PRで話すような、
・大学のゼミで○○を研究し~
・経済学を選考し、卒論のテーマでは○○を研究し~
・バイトでマネージャを務め、バイトのシフト調整を~
・テニス部でキャプテンを務め、リーダーシップを発揮し~
といった一般の大学生であれば話せるようなネタがまったくなかったため、自己PR、自己紹介、学生時代にがんばったことは?といった質問がとてもつらく、うまく答えられませんでした。
当時は大学にちゃんと行っておけばよかった、もっと色んな活動に参加したり、人と積極的に関係をもっておけばよかった、そういった活動がすべてこの就職活動で活きるんだと後悔したこともありました。
なので、大学時代はちゃんと時間の使い方を考えた方がいいです。
と、
言いたいところですが、、
そんな私でもいまは300名以上の方の面接を担当する立場になり、どのような学生が評価されるのかを理解できています。
その経験からして、大学時代、別に遊んでてもいいと思います。
ダラダラしててもいいです。
ただ就職活動のときにスイッチを切り替えて、
社会人になるタイミングで本気になればいいんです。
学生時代から優秀なやつはいます。学園祭委員をしたり、1年生からインターンをしたり、司法試験にチャレンジしたり、すごいなーと思う人はいろいろいます。ただ、そうならずにダラダラ過ごしたって、楽しい時間を過ごせていれば、別にいいと思います。社会に出るときにちゃんと向き合えれば大丈夫です。
ただ、就職活動の面接はそういう人達にちょっと冷たいです。
ダラダラしていた分、スタートラインがすでに遅れています。
その分、知恵を絞って挑まないと中々内定はもらえません。
だからこの記事で少し工夫した回答例を紹介します。少しでも参考になると幸いです。
面接でよく聞かれる質問例9選
どの会社でも聞かれることは主に以下のような質問です。
これらの質問への準備をまずしておくことが大切ですが、
上記の9つはいくつかに集約されます。
たとえば、以下のようにまとめて考えて見ましょう。
1.自己紹介・自己PRをお願いします
1の自己紹介・自己PRはだいたい1~2分ぐらいで十分なので、その中身は上記質問の2の回答を軸にプラスで3 or 4といった要素で2パターンぐらい作れます。
【自己紹介・自己PRの構成要素】
軸:2.学生時代に頑張ったことは何?
+α:3.長所・短所は何ですか?
+α:4.あなたは周りからどんな人だといわれますか?
自己紹介・自己PRの軸は2の学生時代頑張ったことは何?が中身の軸になります。
2.学生時代頑張ったことは何ですか?
こちらの質問の回答は以下記事を参照ください。
以下、自己紹介・自己PRの回答文例になります。
【回答文例A】
軸:2.学生時代に頑張ったことは何?
+α:3.長所・短所は何ですか?
○○大学○○学科の佐藤太郎(仮名)と申します。
私はYouTubeを見るのがとても好きで、YouTuberの動画企画の中身を実際、自分でも試してみたことがあります。試してみるとかなり大変で、一見簡単そうに見えることでもかなり苦労して1つの動画を作っているんだと関心しました。
そういったトライをすることがもともと好きな性格です。長所は何事にも好奇心をもってチャレンジすること、短所は少し向こう見ずなところがあることです。御社でも様々なことにチャレンジしたいと思っています。今日はよろしくお願いいたします。
※回答文の中につっこみどころをあえて残すことも大切です。上記の内容だと面接官はYouTuberのどんな動画企画を試したんだろう?と質問したくなります。
また、どういった点に関心したのかも聞きたくなります。
これらに対して回答を用意しておくだけで、2つ3つと質疑のキャッチボールが交わされて、スムーズにコミュニケーションが進行するでしょう。
3.長所、短所は何ですか?
こちらの質問の答え方も参考にのせておきます。
【回答文例B】
軸:2.学生時代に頑張ったことは何?
+α:4.あなたは周りからどんな人だといわれますか?
○○大学○○学科の佐藤太郎(仮名)と申します。
私はアニメを見るのがものすごく好きで、毎クール10本以上は必ず見ています。アニメを見続けることで、ヒットするアニメの法則がだいたいわかるようになり、ツイッターでその予想を投稿し、当たる!と評判になっています。
どのようなアニメがヒットするかわかれば、そのアニメとコラボレーションした商品企画等もトライできるのではないかと思っています。私は周りからは好きなことにはどっぷりつかって熱中するタイプといわれています。御社に入社させていただいたら、担当部署の仕事に熱中していきたいと思っています。今日はよろしくお願いいたします。
※回答文の中につっこみどころとしては、面接官はアニメのヒットの法則って何ですか?と質問したくなります。また、ツイッターで予想を投稿してどんな反応を得られているのかも気になるでしょう。こちらの回答も2つ3つと質疑のキャッチボールが交わされて、スムーズにコミュニケーションが進行するでしょう。
4.あなたは周りからどんな人だといわれますか?
こちらの質問は自己PRにあわせて変えてしまっていいと思います。正直、友達ごとにどんな人に見えるかは様々だと思いますし。ここは自己PRで考えた内容にあわせて自分で作ってしまえばいいと思います。
5.志望動機を教えてください
こちらは応募する会社の何に興味をもったのかをまず想像しましょう。
主な理由は以下になります。
・その会社の商品を自分が愛用している・好き
・その会社のサービスを利用している・好き
・説明会に参加した際の社長・社員の雰囲気・発言に好感をもった
他にもWebサイトの新卒サイトを見て社員インタビュー、経営ビジョン等を読んで共感を受けた箇所を動機にしてもいいと思います。
一番強いのは自分が消費者としてその商品を好きで、その好きな商品をもっと多くの人に届けたい、もっといいサービスを生み出したいといった消費者目線での好感や熱意が志望動機としては刺さるように思えます。
6.入社したら当社でどのような仕事をしてみたいですか?それはなぜですか?
7.入社して3年後、5年後どうなっていたいですか?
この2つは似たような質問です。入社してどんな仕事をしていき、どういうキャリアを歩みたいのか?という質問です。これは自分がその企業でどんな職種を経験したいかを語りましょう。多くの企業だと、営業職と企画・開発職があると思いますが、たとえばどちらかを仕事として話すイメージです。
回答文例を記載します。
【回答文例A】
入社したら営業職として御社で商品セールスの売り上げに貢献したいです。
私は接客のアルバイトを学生時代に長くしており、お客様とコミュニケーションをとることが好きなので、御社の商品をより多くの方々に利用していただけるような活動で貢献したいです。3年後、5年後にはマネージャとしてリーダーシップを発揮できる存在になり、後輩育成面にも力をいれていきたいと思っています。
【回答文例B】
入社したら企画職として御社の商品・サービス企画面で貢献したいです。
私は元々新しい遊びやルールを考えたり、アイデアを考えるのが好きなので、御社の中で新たな商品企画を考えて、世の中に新しいトレンドを作れるような存在になれるといいと思っています。3年後、5年後には御社の売り上げ貢献につながるようなヒット商品を開発できるような存在になっていたいと思います。
応募する会社の職種を勉強し、それにあわせてどんな仕事をしたいか、なぜそれをしたいかは話せる準備をしておきましょう。
8.これまでに挫折した経験とそれをどのように乗り越えたかを教えてください。
自分が挫折と思うようなこと、簡単に言いますとしくじりエピソードになります。
たとえば、以下のようなものがあるでしょう。
・大学受験失敗
・英語学習がうまくいかなかった
・部活でケガをした
・人間関係で気まずくなった
・バイトの新人教育がうまくいかない
中学高校大学で自分が所属したコミュニティや体験の中で何かエピソードがないかを探してみてください。学校、バイト、部活、習い事、友達関係等。
具体的なシーンを思い出したら、それがなぜうまくいかなかったのか、どういうきっかけで立ち直ったのかも考えてみてください。
【まとめ例A】
挫折:大学受験失敗
原因:計画性がなく勉強していたため
立ち直りきっかけ:現役では中々入りにくい難関大学を目指そうと決めたこと。
結果:1年間勉強し、より偏差値の高い大学に入学できた。
【まとめ例B】
挫折:バイトの新人教育がうまくいかない
原因:自分の教え方が言葉足らず、それぐらい知ってて当然という決め付け
立ち直りきっかけ:先輩の一言。教え方を相手に合わせて変えようと思った。
結果:新人教育がうまくいき、新人から感謝された
面接官がこの質問で知りたいのは、困難な場面に出会った際にこの人はどう努力して向き合うのか?という姿勢です。ビジネスの場ではトラブルはつきもので、そこに対しての向き合う姿勢・考えをチェックするような質問になっています
9.当社の志望順位は何番目ですか?
こちらの質問は第一志望と答えておいて大丈夫です。
※ホントでなくでも大丈夫です。
詳細は以下記事をご確認ください。
この9つの質問だけしっかり向き合って回答を用意しておけば、大丈夫です。
面接がんばりましょう!