英語ができることは就職に有利なの?

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・英語ができると就職に有利?
・英語は仕事をしていく上で必要?
・英語以外の語学ってどうなの?

そんなことを知りたい方におすすめの記事になっています。

私はデジタル広告業界に在籍している15年半で300名以上の採用面接を経験。自身も転職は2回経験しています。また、英語においてはニューヨークに留学経験があり、英会話学校なども数年間は通っていました。今回はその経験を踏まえて解説をしていきたいと思います。

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英語ができることは就職に有利なの?

私は学生時代に英語の家庭教師をつけ、TOEICを勉強し、社会人1年目に英会話学校に毎週通い、2年目にはニューヨークに語学留学したりと英語学習にはかなり時間を費やしました。

そのときは英語=就職に有利、仕事に有利、可能性が広がるという思いが強く、周囲の人達もそう思っており強く勧められていました。ただ、いまの年齢になり、英語を必要な職業につかない限り、英語は全く必要ないと強く感じています。

私は広告業界に新卒で入社をしたのですが、広告業界では外資系クライアントはそこまで多くなく、ほとんどが国内の企業がクライアントでした。そのため、英語を活用する機会に恵まれず、英会話スキルが衰えていき、ほぼ話せなくなりました。

自分のしたい仕事が海外と関係する仕事であれば、英語は必要でしょう。外資系企業、商社、英会話学校、旅行会社、航空会社、金融、貿易会社等が該当するでしょう。ただ、仮に英語が話せなくてもこういった会社は社内の英語学習の研修制度の整っている企業が多いので、入社後に学ぶというスタイルもとれます。

そういった制度があることからも、英語を話せることは1つの手段にすぎず、まずは仕事をするスキルを一番重視され、英語は二の次になっているという点を理解しておきましょう。

英語を使う仕事に応募しないのに英語を勉強している人は、その時間をもっと自分の経験を広げるための時間に使ったほうがいいと思います。

英語は話すきっかけがとても大事

日本の英語教育の弊害なのですが、語学というのはそもそも「知りたいこと」「話をしたいこと」があっての語学です。

その動機はなんでもよくて、

たとえば、

・洋楽が好きだから、歌詞の意味を深く知りたい
・洋画が好きなので、字幕なしで映画を理解できるようになりたい
・外国の女性が好きで付き合いたいから英語を話せるようになりたい

そういった動機があってこそ、”語学を学ぶモチベーション・理由”が生まれます。

日本では英語が必須科目ですが、それを学ぶ理由がとても不明確です。少なくとも義務教育で中学・高校と6年間英語を学びますが、6年学んでいるのに、ほとんど英語を誰も話せません。語学ってそんなに難しいのでしょうか?

日本の英語教育は話すことを中心に設計されておらず、単語、熟語を覚えて、読み書きをできることが中心になっていることが要因の1つとも言われています。

しかし私は、英語を学ぶモチベーションを生み出せていないことも大きな要因だと思っています。

学生時代に外国の人と毎日話す機会があったらどうでしょう。
6年間できっと英語を話せるようになるでしょう。
語学は学問ではなく、1つのコミュニケーションツールです。
話したい相手がいるからこそ、勉強し話せるようになるのです。
日本人だらけの学校でテキストと向き合って英語を学んでも話せるようにはなりません。
話せるようになるためには、英語を話す人達しかいない環境に身をおくべきです。

英語は何歳からでも学べる。必要な時に学ぶのが一番

私が留学していたときに、30代後半の方が同じ学校に学びに来ていました。自動車メーカーのエンジニアの方でしたが、理由を尋ねると海外転勤になったことが理由でした。転勤になったので英語を学びに来たという理由です。

英語を話せなくても、海外勤務できるんだと当時は驚きでしたが、英語ってその程度の存在なんだと思いました。その方は仕事ができて優秀だったので、海外にひっぱられたのだと思います。企業も英語を話せるかよりも仕事のスキル面を優先的に評価しているんだと思います。

英語は必要なシチュエーションになったら、何歳からでも学べると思います。

もちろん、単語や熟語を覚えたり、海外の方とコミュニケーションをとることへの抵抗感はあると思いますが、仕事をしていく上で必要なことであれば割り切って向きあえると思います。

語学は英語だけではない

日本ではよく語学でいえば英語といわれますが、世界的な人口からみると

中国語 13億7000万人
英語 5億3000万人
ヒンディー語 4億2000万人
スペイン語 4億2000万人
アラビア語 2億3000万人

となっています。※WIPジャパン抜粋

義務教育ではいまだに英語のみ勉強をしていますが、中国語はその倍以上の人口ですし、ヒンディー語やスペイン語も英語とそれほど変わらない人口比率です。英語を話す文化圏はイギリス・アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリア・インド・ニュージーランドですが、スペイン語はスペイン・アルゼンチン・チリ・メキシコなど、全20か国、ラテンアメリカ地域の国際共通語と言われており幅広い国で利用されている言語です。

日本の中で英語を話せる人は多くいますが、中国語、ヒンディー語、スペイン語を話せる人はとても少ないと思います。ただし、いま経済圏はUS、EUだけでなく、アジア、アフリカといった様々な国々に拡張してきています。

アラビア語はエジプト・イラク・イスラエル・モロッコ・サウジアラビア・アラブ首長国連邦など、全27か国で話されており、世界で3番目に多くの国と地域で公用語に指定されています。

自分がどのようなジャンルで海外で仕事をしたいのか、それを見定めつつ必要な語学を先取りして学び、そういったビジネスをやっている企業に就職する。これが最も効率的な語学の学び方になると思います。自分のしたいことが海外と関連性があるなら、その対象国の言語を学び、可能性を広げるべきだと思います。

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