・自分の強みって何だろう?
・何て答えるのが正解?
そんなことが気になる方におすすめの記事になっています。
私はデジタル広告業界に在籍している15年半で300名以上の採用面接を経験。
転職も2回経験しています。
今回はその視点でできるだけわかりやすく解説できればと思います。
面接であなたの強みは何ですか?と聞かれたら
強みとは自分のキャリア上、自信があることです。
他社に負けない、この領域だと強いと言える部分になります。
自己PRに近しいものになります。
今までのキャリアの中で最も経験してきた領域のことでもいいですし、最も大きな実績を上げたことがある領域でもいいです。できるだけ具体的な内容にしましょう。
成功の回答例とNGの回答例をご紹介しましょう。
成功例
各応募する職種に応じて、強みの内容は変わります。
各職種が必要としている機能に沿った強みをアピールすることが大切です。
たとえば、以下3職種ごとに見てみましょう。
◆営業職の場合
求められること:売上拡大・新規顧客開拓
強み:私は前職で3年連続でトップセールスの結果を出し、誰よりもお客様の視点を忘れずに商品販売をしてきた経験があります。御社の商品でもターゲットのニーズを理解し、お客様の要望に寄り添いながら、トップの売り上げを目指すためのセールスを実践できる強みはあると思っています。
◆企画・マーケティング職の場合
求められること:データ分析、新しい視点をもった企画の創出。
強み:私は前職でデータ分析にかなり力をいれ、ただデータの考察に終わらずそこから新たな視点を発見し、具体的な企画提案・実現までのアクションをしてきました。データ分析メンバーの役割は考察までと切り分けられている企業が多いと思いますが、私はデータ分析から企画までをトータルに実践してきた経験があります。この経験は御社にとっても強みとして活かせると思います。
◆開発・技術職の場合
求められること:クオリティの高い安定した技術開発スキル
強み:私は前職でSEとして10年間、トラブルリスクを徹底的に減らす対応をしてきました。エンジニアこそ営業チームや別セクションとのコミュニケーションが重要と考えており、難解な内容をわかりやすく伝えて、トラブルリスクの共有・起こった際の対策を他部署含めて対応できるような点に配慮してきました。1つのプロジェクトを共有してクオリティ高く実行していくためのリスクヘッジ力が私の強みです。
こうした応募する職種で求められることに応じた”強み”を話せると、企業側もその人材をより魅力的に感じて、内定につながりやすくなると思います。
一方で以下のような強みはあまり話さないほうがいいと思います。
NG例
・コミュニケーションに強みがあり、社内外で誰とでもスムーズにコミュニケーションがとれるため、業務を円滑に進行することができます。
・柔軟性や協調性に強みがあります。どの環境で順応し、その場の環境を踏まえた上で適切な対応をすることができます。
上記のような精神論的な強みは新卒面接では一定効果はありますが、中途採用時は当然備わっているスキルととらえているため、精神面を強みとして伝えられてもあまり評価はされないと思います。むしろより実務面に近しい面での強みをアピールしたほうがいいでしょう。