短所について聞かれる質問は面接時にとても多いと思いますが、短所ってどう答えるのがいいんでしょう。
私自身も就活時代、面接のときに「短所はなんですか?」と聞かれ、短所としてとりづらい内容を考えて答えていたように思えます。本当にそれでよかったのかどうかと当時は悩んでいました。
この記事ではそんな悩みをもつ方に少しでも参考になればと思っています。
短所の内容について
結論から言います。これは長所と同じなのですが、
内容は何でも大丈夫です。
自分の短所が採用の有無に関わることはまずないでしょう。長所の記事でも書かせていただきましたが、短所の質問も面接官が学生の人間性を見たり、話自体が広がらないかなということからしている質問であって、学生全員に聞いて学生の短所を横比較して・・・みたいなことは全くないです。
よく短所は長所としても捉えられるようなことを言いましょうと言われます。
よく言われる一般的な回答としては、
・優柔不断なところです(→協調性がある、他人の意見も参考にしようとする)
・心配性なところです(→慎重に物事を判断していく)
・頑固なところです(→粘り強さ・こだわりがある)
・マイペースなところです(→計画性をもって行動する)
といったものがあると思います。
無難な回答をしたい方はこれらから選んでみてもいいでしょう。
しかし、上記のようなありきたりな回答をするよりは、自分の個性を出せる短所をストレートに言ったほうが面接ではユニークな印象を残せると思います。上記の回答はその質問を無難にクリアしているにすぎず、面接官側に印象を残したり、評価を上げるような答えにはならないと思います。
短所って何?
短所は、自分が苦手なこと?、周囲の人達から劣ってると思われること?辞書で調べると「短所:劣っているところ。欠点。」とあります。
ただ、面接でいう短所とは欠点ではなく、自分がまだまだ足りていない部分、不足している部分と捉えた方がいいと思います。
では、どのようにして自分が足りていない部分がわかるのでしょうか。
その方法は簡単です。
単純に自分とよく付き合っている友人、家族等と自分を客観的に比較して見ましょう。人にあって、自分にない部分ってなんだろう?そう考えると、自分に足りていない部分が見えてくると思います。短所とは欠点ではなく、自分がまだまだ足りていない部分、不足している部分と捉えましょう。
そういう視点で考えると、以下のような短所も出てくると思います。
・計画を立てるのが苦手なところです
・朝が弱いところです
・飽きっぽいところです
こういった短所は一般的でなく、少し個性が出てきます。また、短所を話した後に具体的名エピソードを話せるとなおいいです。たとえば以下のような話です。
短所は、計画を立てるのが苦手なところです。
旅行や土日の計画などもあまり立てずに、その場の雰囲気や周囲の意見にあわせて、計画を決めます。事前にあまり考えずに、その場のフィーリングで計画を決めていくため、友人からは計画性がないとよく言われます。
計画性がないというのはマイナスに捉えられがちですが、一方で計画にこだわりすぎずにその場の変化に臨機応変に対応できる人材であることがアピールできています。このように少し個性を出せる短所+エピソードがないか、今までの人生を振り返ってみましょう。
きっと個性を出せる短所が見つかると思います。