長所について聞かれる質問は面接時にとても多いと思いますが、長所ってどう答えるのがいいんでしょう。私自身も就活時代、面接のときに「長所はなんですか?」と聞かれ、真面目に捉えて、あまり人に誇れるようなことはないな・・・と悩んでいました。この記事ではそんな悩みをもつ方に少しでも参考になればと思っています。
長所の内容について
結論から言います。
内容は何でも大丈夫です。
自分の長所が採用の有無に関わることはまずないでしょう。面接官が学生の人間性を見たり、話自体が広がらないかなということからしている質問であって、学生全員に聞いて学生の長所を横比較して・・・みたいなことは全くないです。
一般的な回答としては、
・人をまとめたり、リードしていくことができるところ
・冷静沈着に臨機応変に対応できるところ
・好きになると何事にものめり込み熱中していくところ
・気配りができるところ
といったものがあると思います。長所の内容は自己PRとひもづけておくことをおすすめします。長所の回答後に、「なぜそれが長所だと思うのですか?」といった深堀り質問が来たときに自己PRの内容に改めて触れられれば、話の一貫性が出ますので。
また、長所を特技としてとらえて別の話をしていくのももちろんいいと思います。
・楽器
・ダンス
・サッカー
・暗算
自分が得意とすることを考えておき、言われたらその話を詳しくしていく感じです。上記のなかでも皆さんは”暗算”というのが気になったと思います。このようにありきたりなことよりも、少し変わったことを書いてあるほうが、面接官はその人に興味を持つのでそういった個性的なことを考えておくのもいいと思います。
個性(長所)の見つけ方
長所=個性の発揮場所と考えた際に、どうやって自分の個性を見つけれるのでしょう。実は個性って自分では中々見つけにくいものなんです。
前にとあるテレビ番組でオリエンタルラジオの中田さんが自分の個性は自分のコンプレックスと近しい部分と言われていました。オリエンタルラジオは武勇伝のリズムネタでブレイク後、中々うまくいかない時期が合ったのですが、その間、漫才をずっとされていたようです。当時、まだまだお笑い=漫才という概念が強かったためだと思います。
ただ、漫才では中々再ブレイクせず、ある時YouTubeで「オリラジ」と検索したら、漫才ではなく自分たちがダンスしたり、歌ったりする動画が上位に上がってきたようです。そこで、消費者は自分たちに漫才のようなお笑いではなく、ダンス・音楽にひもづくエンタメを望んでいることに改めて気づき、そこからパーフェクトヒューマンにつながっていったようです。
このように自分の個性・強みは周りの人が一番わかっていると思います。普段接している周りの人達に自分ってどんな風に見えているのか、どんな点が長所だと思うのか、そんな話を聞いてみるのが一番自分の個性を見つける上で早いかもしれません。
もしかしたら、指摘された長所は自分としては長所として認めたくないことかもしれませんが、それをちゃんと受け止めて、面接でPRできるときっと大きな武器になると思います。