・SNSの意味・できることを知りたい。
・SNSの種類を知りたい。
・SNSが自分に向いているのか知りたい。
・SNSのはじめかたを知りたい
・SNSのリスクについて知りたい。
といったことを知りたい方にオススメの記事になっています。
私はデジタル広告業界にてWebコンサルタント・プロデューサーとして15年半働き、
SNSマーケティング業務に関してのキャリアは10年になります。
その視点で今回はできるだけわかりやすく、SNSについてご紹介できればと思っています。
SNSとは?
SNSはSocial Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略で、インターネットを介して社会的なネットワークを構築できるサービスの総称です。当初は友人同士の間でのコミュニケーションがメインで利用されていた印象がありますが、最近では若年層を中心に非常に多くの方が情報発信のために利用している傾向があります。また、TVのニュースなどでもSNSという言葉をよく耳にするようになりました。
SNSでできること
プロフィール・文章・画像・音声・動画を世界中に公開・発信できる
あなたのプロフィール情報(匿名・実名で選択可※一部のSNS除く)、書いた文章、撮影した写真、音声、動画といった素材をSNSを通して、インターネット上に公開できます。インターネット上に公開するということは、全世界の誰もがアクセスできる環境にあるということなので、世界に発信できる自分だけの情報発信メディアをもつことができます。もちろん、自分のつながっている人だけに情報を公開することも可能ですが、全世界の人が見れる環境下に自分の情報が届けられるのは魅力的なことだと思います。
友人同士でつながりを作れる
家族、友人、会社の同僚・先輩、趣味仲間、同級生等、SNSを通じて幅広い人たちとつながることができます。(”つながる”とは、お互いのSNSを見れる環境になる(友達になる・フォローし合う)こと)つながるとお互いが発信している情報に対して、いいね!と評価・応援したり、その投稿にコメントをつけたりすることが可能になります。自分が投稿した文章や写真に友人がいいね!をしてくれたり、そこに興味をもってコメントをくれたりすると、うれしい気持ちになります。
投稿に対してコメント・シェアできる
友人のSNSを見ていて、これいいと思ったものに対していいね!ボタンを押すと、あなたがいいね!と評価したことをその友人に伝えることができます。また、その投稿に対して、コメント(感想)を書いたり、その投稿自体を自分のつながっている他の人たちにも知らせたいと思ったら、シェア(共有)をすることも可能です。SNSが拡散力といわれるのはこのシェアという機能があるためです。
芸能人、著名人のSNSをフォローしてコメント投稿
最近では芸能人、著名人の方もSNSを利用しているケースが多いため、自分が好きな芸能人、著名人の方のSNSを探してフォローしておくと、自分のSNS上に他の友達と同様にその方たちの投稿内容が届くようになります。(見るだけならフォローしなくても見れますが、毎回SNSを見に行くのは手間なので、フォローをしておくと更新のたびに自分のSNSにその方の投稿内容が届きますのでフォローをおすすめします)その投稿内容に、いいね!をつけたり、コメントをしたりすることも可能です。芸能人によっては、そのコメントに返事をくれたりするケースもあるため、憧れの人が自分と1対1でやりとりをしている感覚になり、よりその方が身近に感じられることでしょう。
DMのやりとりでクローズドなコミュニケーションも可能
SNSにはショートメッセージで1:1で手紙のようにやりとりするメッセージ機能があります。(LINEやメールのような機能)ですので、メールのように特定の誰かにメッセージを伝えたいときにSNSのDM(ダイレクトメッセージ)機能を使うこともよくあります。
SNSの種類
SNSといえば、Twitter、Facebook、Instagram、LINEがよく利用されています。それぞれどのような違いがあるのかを簡単にまとめてみました。
利用世代:10代~30代男性、10代~20代女性がメインの利用者。(学生多め)
利用目的:ひまつぶしで目的意識もなく見る(何か面白ネタを探す感じで見る)、ニュースや災害等、リアルタイムで何か起こっているときに見る。(災害時、電車遅延情報等)
投稿内容:文章(140文字以内)、画像、動画、音声
特徴的な機能:リツイート。投稿内容を自分のフォロワー(自分のSNSをフォローしてくれている人たち)に共有できる機能。リツイートは大きな拡散力があるため、ちょっとした著名人や企業の一言がネガティブなイメージをもって、大きく拡散してしまうという事例もよくあります。よくニュースで”炎上”といわれているのは、まさにこのことです。
補足:投稿する文章は短い文章でいいため、投稿者も簡単に投稿でき、読み手もさくっと読める、双方にとってシンプルなSNSといえます。SNS初心者向きともいえます。
※参考:Twitter”はじめに”
利用世代:30代~50代の男性がメインの利用者。(ビジネスマン多め)
利用目的:ひまつぶしで目的意識もなく見る(何かためになるネタを探す感じで見る)、経済系ニュース情報等ビジネスに使える情報収集
投稿内容:文章、画像、動画、音声
特徴的な機能:いいね!。実名で情報を発信するため、いいね!をしてもらうと自分自身が承認されているような欲求が満たされるSNSとなっています。これは次に紹介するInstagramも同じですが、いいね!をつけてもらうことが快感になり、いい写真を投稿したくなるという投稿モチベーションを作っているのが特徴かと思います。
補足:SNSの中でも唯一の実名SNSのためビジネスマンが多い印象で、名刺代わりに使われている方も多いです。(2019.9.22現在 Facebookは匿名では立ち上げられなくなっています)一方で名前や顔を出すのが一般的なため、女性にはやや敬遠されがち。
※参考:Facebook商品・サービス
利用世代:10-40代女性がメインの利用者。10-20代男性も一定数。
利用目的:ひまつぶしで目的意識もなく見る(かわいい・カッコイイ写真を探す)、芸能人、ファッション、コスメ等の情報収集
投稿内容:画像、動画、文章(短め)
特徴的な機能:ストーリー。投稿後に投稿が24時間で消える特別な投稿機能。インスタグラムはかなりクオリティの高い写真を投稿するSNSのため中々気軽に投稿できない側面があり、気軽な投稿は別のSNS(Twitter)にして、インスタグラムは厳選の1枚を投稿という利用法が浸透していました。ただ、ユーザー的にそれが面倒になってきた側面もあり、インスタでも気軽に投稿できる機能を作ろうということで誕生したのがこのストーリー機能だったのだろうと思います。
補足:画像中心のSNSなため、きれい・かわいい・カッコイイ写真がずらっと並んでいるSNS。インスタ映えという言葉が流行りましたが、投稿者もきれいな写真を選んで、加工したりしながら投稿しているケースが多いです。他のSNSのように誰かに投稿を共有したりするような拡散機能はないため、個人の投稿を評価するという承認欲求を満たすためのSNSという側面が強いです。企業が利用する場合は自社ブランディングで利用するケースが多いです。
※参考:Instagramについて
LINE
利用世代:トーク機能は10代~70代と幅広い利用者。広告が出稿できるタイムライン、ニュースエリアは20代~40代がメインの利用者。
利用目的:友達同士でメッセージのやりとりをしたり、ニュース・自分の友達のLINE投稿を見ること。また、マンガ・ゲームなどを楽しむ。
投稿内容:文章、画像、動画、音声
特徴的な機能:LINEグループ。LINEの中で特定テーマに基づいたグループを作れる機能。管理者はそのグループにいれたい友達を招待することで、グループ化が可能になります。必要な情報を必要なメンバーにだけ届けることができるので、メーリングリスト的な感じで使われています。
補足:友達とのメッセージのやりとりを中心にしたクローズドなSNS。他のSNSのように自分のLINEアカウントで情報を発信して、外部の方々に見てもらうような使い方はあまりされていません。また、LINEは他のSNSと違い、LINEマンガ、ギフト、MUSIC、ゲーム、トラベル等、幅広くサービス展開しているのも特徴。
※参考:LINEについて
おすすめのSNS
では、どのSNSがおすすめでしょう?
自分がSNSを開設して、投稿し続けていくのにおすすめなのはどれか?という前提で考えて見ます。LINEはすでに利用されている方が多いと思いますので、そのほか3つのSNSで考えてみました。
Twitterの向いている方・いない方
▼向いている方
□こだわりの趣味がある方
□ストレスがたまっていて、発散したいと思っている方
□筆無精であまり長く書くのが面倒と思っている方
□匿名でゆるくSNSをやりたい方
▼向いていない方
□あまりネガティブな情報は見たくない方
□実用的な情報を求めている方
Facebookの向いている方・いない方
▼向いている方
□こだわりの趣味がありアクティブな性格な方
□人脈を広げたいと思っている方
□情報収集に積極的な方
□プロフィールが実名でも気にならない方
□平日だけでなく、週末も仲間とコミュニケーションをとりたいと思っている方
▼向いていない方
□ちょっとコミュ障の方
□休みの日まであまり仕事仲間とコミュニケーションはとりたくない方
□人の幸せ・キラキラ情報を積極的に仕入れたくない方
Instagramの向いている方・いない方
▼向いている方
□こだわりの趣味がありアクティブな性格な方
□写真撮影が好きな方
□オシャレな場所・コトなどに興味がある方
□平日だけでなく、週末も仲間とコミュニケーションをとりたいと思っている方
▼向いていない方
□ちょっとコミュ障の方
□人の幸せ・キラキラ情報を積極的に仕入れたくない方
上記のうち、向いている方に1つでも当てはまることがあれば、そのSNSをはじめてもいいと思います。もちろん、投稿せずにただ見るためだけにSNSをはじめるのもありだと思います。
SNSの始め方
アカウントを作成する
SNSはまずアカウントを作成することからはじまります。アカウントの作成はとても簡単です。必要なものは以下のようなものになります。
・プロフィール画像 ※Facebookのみ
・メールアドレス
・パスワード
プロフィール画像はイラスト・写真・イメージ画像なんでもOKです。faceookだけ顔写真的なものを最近求められるようになったので少し注意が必要です。あとは、メールアドレスと任意でパスワードを決めればほとんどのSNSは利用可能になります。
投稿テーマを決める
何を投稿テーマにしてはじめるのかを考えた上ではじめないと投稿は中々続きません。趣味の情報を発信するアカウントにするのか、思いついたことをただつぶやくだけのアカウントにするのか、テーマを決めた上ではじめた方が継続的な投稿はしやすいと思います。
SNSのリスク
TVなどでSNSという言葉が報道されるときは、あまりよくないニュースが多いです。犯罪や炎上といった側面もあり、なんだかこわい印象を与えているかもしれません。どんなリスクがあるのでしょう。主だったケースとその対処法も挙げてみました。
リスクの種類にもよりますが、実名であるFacebookは慎重に管理が必要です。それ以外のSNSは匿名であり、あまり個人情報的なものは公開されていないかと思いますので、特段リスクは少ないと思います。
Facebookで特に注意したいリスク
・プロフィール情報ののっとり
第3者が自分のメールアドレス等でログインしてしまうケース。最近はかなり減りましたが、Facebook等でそういったケースがありました。
対処法:Facebookでは電話番号も登録できます。電話番号を登録しておくことで、メールアドレス・電話番号の二重のセキュリティが担保されるのでのっとりリスクは大幅に減りますので、おすすめです。
・プロフィール情報等の公開設定
Facebookは特に設定しないと、初期状態では全世界の人からプロフィール・投稿内容情報すべて閲覧可能な状態になっています。プロフィールには居住地・誕生日等様々な個人情報が掲載されていますので、慎重な管理をしたほうがいいです。
対処法:こちらはできればプロフィール等は友人以外は非公開設定にしておきましょう。こういった情報は特定のユーザーだけが閲覧可能にした方がいいかと思います。
・見知らぬ美女アイコンからの申請に要注意
Facebookで突然、見知らぬ美女から申請がくるケースがあります。ほとんどすべてがウィルス感染の友達申請なので、絶対に友達許可しないようにしましょう。
すべてのSNSで注意したいリスク
・誰かを強く攻撃する投稿は避ける
実名SNSではあまりないのですが、匿名となると匿名であるがゆえに何でもありな状態で文章を書いてしまうケースがあります。ただ、匿名とはいえ、何か犯罪に関係するところまでいってしまうと、警察がそのアカウントから個人を特定することは可能ですので、十分注意をしたほうがいいと思います。(誰かの殺害予告、爆破予告などは犯罪に値しますので、そういったケースで逮捕されているケースも発生しています)SNSは簡単に自分自身の考えを発信できる利便さもありますが、一方でその言葉が簡単に発信できてしまうために言葉の責任・その行く末を想像できずに発言してしまうことがあります。投稿する前に、その文章は誰かを嫌な気持ちにさせないかという点は改めて見直して投稿するようにしましょう。
・就職活動中の学生は自分のSNSを見直して
就活中に採用側の会社がSNSをチェックするケースがあるため、就活生はSNSで過去変な投稿をしていないかをチェックして、削除をおすすめします。