デジタルタトゥーとは?人生を終わらせる危険性について

スポンサーリンク

デジタルタトゥーとは「電子的な入れ墨」という意味ですが、実際はSNS上に投稿された情報がタトゥーのように中々消すことができず、永久的に残ってしまうという意味の造語になります。タトゥーは消す手段がありますが、デジタルタトゥーは消す手段はほぼありません。一度ネット上に投稿した内容は世界中に公開され、不特定多数の誰かのPC、スマホに保存されてしまいます。


SNS投稿ではコピペ、スクリーンショットなどで不特定多数の人間のスマホに保存されている可能性が高く、YouTubeも動画をダウンロードして保存している人はいるでしょう。誰がどう保存しているかを見つける術はなく、自分の投稿した文章、動画を削除したとしても、誰かがその情報を保持している可能性は高いです。

そう考えると、SNS投稿で自分のことを投稿する場合は細心の注意を払う必要があるのですが、あまりに簡単に投稿できてしまうため、そういった先々の危険性を考えない人が非常に多いです。

バカッターと言われるアルバイトによるいたずら投稿はその最たる例だと思います。1つのふざけたツイートがその店舗の売り上げ損失につながり、その1個人の損害賠償に発展し、各種メディアに報じられます。こういった投稿をする人はほとんどが10代、20代なのですが、この人達の人生はこの1つの投稿により、ほぼ終わることになるでしょう。ネットでは何か事件、問題が発生した場合、その投稿者の個人情報を特定する人達が一定数存在しています。その人達によって、氏名、家の住所、家族構成、職場といった情報まであっさり突き止められて、情報を公開されてしまいます。こういった情報を特定する人達もやや怖いのですが、正義感からそういったことを日々積極的にしている方も多く、何か問題ある投稿をした場合は自分をさらされてしまうリスクを常に感じておいたほうがいいと思います。

そういった情報をさらされてしまうと、ある意味犯罪者に近い存在になってしまい、自分の先の人生に大きな傷を残してしまいます。最近では企業の人事担当者も応募してくる学生の名前をSNS上で検索したりして、どんな投稿をしているかをチェックしたりしています。そういったことであっさりと会社側に自分の過去がばれてしまい、それが原因で就職できない等の事態になる可能性もあるでしょう。

趣味で気軽にSNSをやっている人が大半だと思いますが、投稿内容が特定の誰かや何かに悪い影響を及ぼさないかどうかを冷静に考えて投稿するようにしましょう。ポジティブな発言なら大丈夫なのですが、投稿内容がふざけたこと、誹謗中傷、脅迫といった内容に捉えられそうな場合は注意が必要です。SNSでなくLINEで誰かに送っていたとしてもその方のLINEには情報は残っているので、それをスクショで撮ってSNSにあげられたりすると一挙に全世界に情報が発信されてしまいます。

デジタルタトゥーはデジタルの傷です。決してデジタル上でタトゥーはいれないようにしましょう。一度投稿したら消せない、それを肝に免じておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました