転職面接時に「最後に何か質問はありますか?」という逆質問の時間は必ずあります。この質問の仕方についてこちらの記事で解説します。
私はデジタル広告業界に在籍している15年半で300名以上の採用面接を経験。自身も転職は2回経験しています。面接官、転職者双方の視点でできるだけわかりやすく解説できればと思います。
面接の逆質問例
この逆質問で何を聞くかで結構心象は変わります。準備せずに面接に挑むと意外と思いつくのが難しいので前もって考えておいた方が無難です。いい逆質問例とあまりよくない逆質問例をあげてみます。
いい逆質問例
求人票の不明点を聞く
事前に求人票の記載事項で不明な点を洗い出しておきましょう。当日はメモ書きを用意していって、メモを見ながら質問でも大丈夫です。聞きたいことは事前に紙に書いて洗い出しておきましょう。逆質問は簡潔にし、3点ぐらいにしておくのがいいと思います。あまりに多いとそれだけでかなり時間がかかってしまうので。また、事前に逆質問があれば面接前に転職エージェント経由などで聞いておくほうがいいと思います。
業務内容を詳しく聞く(自分の役割・求められる期待値の確認)
ズレがないように改めて自分の役割、求められる期待値を確認することもいいと思います。求人には記載されていますが、どんな仕事をどんなレベル感で求められているのかは確認したほうがいいです。
会社・部門の雰囲気を聞く(平均年齢・男女比等)
この逆質問は場の空気がやわらぎ、面接官の人柄も出やすくなるのでおすすめです。雰囲気悪いですって言う面接官はまあいないので(笑)、基本はアットホームです、風通しいいですよと言いますが、そのときの面接官の表情は要チェックです。楽しそうに話してくれていればほんとにそうだと思いますし、意外と表情変わらず真面目な感じだとほんとにアットホームな環境かはあやしいかもしれません・・・
あまりよくない逆質問例
面接官自身のことを逆質問する
面接官の方に「あなたはなぜこの会社に入社されたのですか?」「あなたのこの会社での夢・実現したいことは何ですか?」といったことを聞くケースです。いわゆる逆面接みたいな質問ですね。これは面接官側が結構疲れます。なんでこんなことを聞くんだろう、自分が試されているのか、この逆質問は何の役に立つんだろう・・と思ってしまいます。なんだか試されているような感じに思えて、あまりいい心象は受けないと思いますので、おすすめできません。
逆質問が多い
逆質問が5個も6個も続くケース。これだけで20分ぐらい時間がかかってしまうケースもあります。逆質問前まではよかった心象も、この逆質問の多さでこの人は空気を読めない人かもしれないと認識してしまい、協調性の面で少し懸念を感じてしまいます。逆質問は簡潔にすませましょう。