年収ってどれぐらいの金額が妥当なの?
年収交渉はどのタイミングでする?
そんな人におすすめの記事になっています。
私はデジタル広告業界に在籍している15年半で300名以上の採用面接を経験。自身も転職は2回経験しています。その経験を元にわかりやすくお話できればと思います。
年収アップについて
転職時に年収は上げたほうがいいです。転職時が一番大幅な年収アップが狙えるチャンスです。日本では、社員になって年収をUPさせていくのには結構年月を要しますので、年収アップのために転職するというのはとても真っ当な考えだと思っています。
ただし、あまりに上げすぎると条件をクリアする企業を見つけるのが困難になってしましまいますので、自分のキャリア・市場における価値を元に希望年収を判断する必要があります。
希望年収額について
実際いくらにすればいいかは、業種別・職種別・年齢別でかなり変わってきます。マイナビ転職の2019年度版業種別モデル年収平均ランキングでは外資系金融が1,315万円と飛びぬけて高く、次に不動産751万、専門コンサル716万円となっています。
職種別だとシステムアナリスト(SE)1,396万、コンサルタント(経営戦略)1,260万、臨床開発モニター(CRA)975万となっています。
年齢別では転職が多くなる入社3年目の25歳で407万円、5年目の27歳で479万、30代になると33歳ぐらいで603万円が平均のようです。
詳細は以下をご確認ください。
2019年版 モデル年収平均ランキング(マイナビ転職)
上記はあくまで参考ですが、自分の働いている業界・職種・年齢と比較してみて自分が妥当な年収か少ないかは把握できると思います。ただ、これはあくまで目安であり自分のキャリア・実績で市場における自身の価値は大きく変わってきます。このあたりを客観的に見てくれるのが転職エージェントだと思います。
求職者のキャリア・年齢をみつつ、どれぐらいが妥当な金額かは経験値から色々アドバイスをくれます。実際活用しなくても、転職エージェントは転職先の業界・市場の情報をもっているので、会ってそういった話を聞くだけでも十分価値はあると思います。
転職エージェントのおすすめは以下記事をご確認ください。
年収の話っていつするの?
転職エージェントと相談しつつ希望年収がある程度決まったら、希望年収金額はプロフィールに記載しておくことをおすすめします。転職サイトのプロフィール情報で希望年収欄はあると思うので、そちらにまず具体的な金額を記載しておきましょう。
その後、面接に進んだ場合に希望年収の質問があった場合は、プロフィールに記載の金額をそのまま伝えましょう。ただし、応募している会社の中でこの会社は現状維持の年収でも行きたい!という思いがある会社が出てきたら、希望年収はあるものの現状維持でも大丈夫です、と伝えておきましょう。(年収が高くて落ちるケースも結構ありますので。)
よく求人票で「給与:応相談」と記載のある求人がありますが、企業側である程度年収規模の目安を立てているケースがほとんどです。企業側は想定した金額感の中で採用を進めたいと思っています。その枠の中に当てはまるかどうかも1つのポイントになるので、金額を話しつつ少し先方の反応を見るのもいいと思います。
転職エージェント経由の応募でも、面接で金額を聞かれることが多いので答える内容は準備しておいた方がいいと思います。