インスタグラムの特徴は?
利用している人ってどんな人達?
利用してて何か便利なことってある?
始めるうえでのリスクは?
そんな方におすすめの記事になっています。
私はデジタル広告業界にてWebコンサルタント・プロデューサーとして15年半経験し、SNSマーケティング業務キャリアは10年。現在も様々な大手企業に対してデジタルマーケティングコンサルタントとして活動しています。
その視点でできるだけわかりやすく解説していきます。
インスタグラムの特徴・機能について
インスタグラムは写真・画像中心のSNS。キレイ・かわいい・カッコイイ写真がずらっと並び、画面を見ているだけでオシャレさを感じるSNSです。「インスタ映え」という言葉が流行ったように、投稿者もきれいな写真を選んで、加工したりしながら映える写真を投稿しているケースが多いです。他のSNSのように誰かに投稿を共有するような拡散機能はないですが、個々の投稿を評価するという承認欲求を満たすためのSNSという側面が強いです。企業が利用する場合は自社ブランディングで利用するケースが多いです。
また、投稿の際にハッシュタグを使うのも特徴です。キーワードの頭に「#(半角のシャープ)」をつけることによって、ハッシュタグと認識されます。ハッシュタグをつけることによって、同じテーマで投稿している人同士で情報共有が可能になります。たとえば、ディズニーランドの写真投稿に#ディズニーランドとつけて投稿すると、インスタグラムで#ディズニーランドで検索すると自分の投稿が検索結果として表示されるようになり、自分の投稿を見てもらいやすくなります。また、自分が#ディズニーランドで検索することで、同じようにディズニーランドに行っている人達の写真を見ることが可能になります。
次に、インスタグラムの機能をご紹介しましょう。
投稿:文章、画像、動画、音声で投稿可能です。特に文字数制限はないです。投稿文にはハッシュタグをつけるのが一般的です。
コメント:投稿にコメントで文章を書き込むことが可能です。
いいね!:投稿に対しての評価をできる機能です。
リポスト:投稿をストーリーズとして自分のフォロワーに共有することができます。(通常の投稿として共有することも可能です)
メッセージ:友達のアカウントに対してダイレクトメッセージ(メールのようなもの)を送れる機能です。ここでのやりとりは第三者には見えません。
ストーリーズ:投稿後に投稿が24時間で消える特別な投稿機能。最近はこのストーリーズで投稿するユーザーが増えています。
検索:キーワード検索ができつつ、レコメンドが表示される画面でもあります。この検索画面自体にユーザーが興味ありそうなインスタグラムアカウントの投稿画像が、iPhoneのカメラロールのようにずらっと表示されます。ユーザーが興味ありそうな画像をレコメンドしてくるため、この検索機能は発見性(ディスカバリー性)もある機能といえると思います。
利用ユーザー数・ユーザー属性について
インスタグラムの国内ユーザー数は3,300万人で年々増加傾向。(2019年3月時点)
インスタグラムは女性を中心に日本国内ではLINE、Twitterに次いで第3位のSNSとなっています。
年代的には、10-40代女性がメインの利用者です。利用者の属性は様々ですが、オシャレ女子に利用者が多いように思えます。インスタ映えする写真を投稿して”いいね!”を多くもらいたいという人もいますし、好きなモデルやタレントのインスタをただ見たいということで、閲覧目的で利用しているユーザーもいると思います。
インスタグラムの利用用途・メリットは?
いろいろあるのですが、一番は見やすくて閲覧が心地いいという点かと思います。他のSNSは基本テキスト中心で+画像という構成なので、画像に特化したインスタグラムはとても見やすく感じると思います。
また、ハッシュタグ検索により様々な画像を検索できるため、検索エンジンとしても活用しているユーザーも多いと思います。たとえば、土曜の朝に#ディズニーランドと検索すると、すでにディズニーランドに行って並んでいる人達の写真がいっぱい投稿されています。それを見ることで、行列の状況を確認できたりします。
有名なパンケーキ屋の店名でハッシュタグ検索をすると、そのパンケーキ屋さんのおいしそうなパンケーキ写真が多数投稿されており、その中で人気メニューを知ることができます。このように文字でなく、画像であるからこそ現地の状況がわかり、リアリティある生な状況を把握できるようになります。この活用法はツイッターに近く、速報性・リアルタイム性ある検索ができるSNSといえます。
インスタ映えの写真って何で必要なの?
インスタ映えの写真を撮って投稿する主な理由は、インスタグラムで”いいね!”数を多く獲得したいためです。
インスタグラムはリアクションボタンが”いいね!”と”コメント”が中心であるため、投稿1つ1つへの注目度がとても高いSNSです。また、自分の投稿に対してどれぐらい”いいね!”がついているかが気になったりしやすいのもインスタグラムの特徴です。SNSの中ではとりわけ”承認欲求”を満たしたいと思っているユーザーが多いと思います。
そんな中”インスタ映え”という言葉が流行しました。映えること=いいね!をもらいやすくなることと理解され、キレイ・オシャレ・ゴージャスな写真を投稿するユーザーが増えています。インスタグラムに映える写真を撮るために旅行に出かけたり、着物を着たりというユーザーもいるぐらいで、目的が「インスタグラムでいいね!数を稼ぐための写真をUPすること」になっている生活行動も珍しくありません。企業もインスタ割という割引サービス(インスタグラムでUPしてくれたら○○%OFFのようなサービス)をはじめたり、インスタとビジネスを絡めるサービスも増えてきています。
始めるうえでのリスクってある?
実名・個人情報を出した上で投稿していくことは少しリスクはありますが、アカウントを友達限定公開にし、投稿内容も趣味・仕事といった点で基本マイナスな内容にならなければ、特段リスクはないように思えます。
インスタグラムは全く知らないアカウントから突然いいね!がついたりしやすいため、見知らぬアカウントからフォローリクエストが来た場合は、あまり承認しないほうがいいと思います。スパムアカウント(ウィルスに感染させるアカウント)の可能性もゼロではないので。そういったリクエストは拒否か放置がいいと思います。
また、インスタグラムは女性比率が非常に高く、美意識の高い方が利用されている印象を受けます。一方で、インスタグラムの写真にこだわるあまり撮影や画像加工にかなり労力を使ったり、投稿の反応が気になったりするSNS中毒的な行動がうまれやすいという側面もあると思います。あくまで1つのコミュニケーションツールなので、気楽に楽しんで特に”いいね!”数等気にせず、自分の好きなことを投稿するツールとして活用いただくのがいいと思います。