【転職を繰り返す人】転職を繰り返さないための3つの改善法

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・転職を4回、5回と繰り返してしまう人
・勤続年数が2年もたずに転職してしまう人

におすすめの記事内容となっています。

私はデジタル広告業界に在籍している15年半で300名以上の採用面接を経験。自身も転職は2回経験しています。面接官、転職者双方の視点でできるだけわかりやすく解説できればと思います。
その視点でわかりやすくご紹介いたします。

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転職を繰り返さないための3つの改善法

転職を繰り返さないためにこの3つの改善点を意識してみてください。

その1.転職する際の条件を明確にする

転職活動をしていく中で、転職先企業に求めたい”条件”を自分の中で決めておきましょう。転職でそれを満たしたいという条件になります。たとえば、以下のようなもの。

①給与(転職で100万給料をUPしたい)
②業務の規模感(大きな予算感の業務に携わりたい・大企業と仕事したい)
③会社の規模感(大手企業で働きたい)
④経営安定性(企業が成長しており、順調に売り上げがのびていく環境)
⑤経営者の方針(経営者の考え方に共感でき、その方針の下で働きたい)
⑥役職(部長職等、裁量の大きい役職につきたい)
⑦労働環境(フルフレックス、残業時間が短い、福利厚生が充実している)
⑧人間関係(人がよく、ハラスメント等の環境がほぼない環境)

これらの中で自分が重要視している条件が転職によって満たされているなら、すぐに転職を考える必要はありません。これもあれもとなっているなら、転職をしてきた日に立ち返り、何がそもそも目的で転職したのかを改めて考え直しましょう。

問題は条件が満たされると思って転職したのに、それが満たされなかった場合です。

①給与、③会社の規模感、⑥役職は入社と同時に条件は満たされるので、転職活動中にそういった条件を満たす企業を受けて入社すれば問題ないと思いますが、その他は実際に入社して働いてみないとわかりません。

特に業務の規模感、労働環境、人間関係等は面接時に聞いていたとしても入社しないとなんともいえない要素だったりします。このあたりで、入社時のギャップを感じてまた転職をしてしまう人もいるでしょう。聞いていた話と違うときに、すぐに転職をすべきかどうか、ここが転職を繰り返す・繰り返さないの分かれ目になります。

2つ目の改善にいきましょう。

その2.転職基準は3年を目安に

聞いていた話と違うとなったとき、「転職したいな・・」という気持ちのスイッチが入ると思います。主には以下のような理由でしょう。

・聞いていた仕事内容と全く違う仕事をやることになっている
・会社の業績が不安定
・人が多く辞めていっている
・長時間労働が続く環境でプライベートの時間がとれない
・上司、同僚との人間関係がよくない
・上司のパワハラがひどい

このときにこの会社に自分はいるべきかどうか、転職したほうがいいのかなと悩むでしょう。

そのときの転職基準は、”3年”を目安にしてみてください。

昔から石の上にも3年という言葉がありますが、年配の経営層が多い日本企業は今でもこの言葉を重視する傾向があります。履歴書で転職が多かったとしても、1社に3年在籍していれば、特段ネガティブな印象は受けません。一定期間在籍し、その中で学び、活躍しステップアップのために転職をしているという受け取り方もできます。ただし、在籍期間が1~3年未満だと、短いと感じる人事担当者は今でもかなり多いと思います。

ですので、聞いていた話と違ったり何か問題がありそうな職場だったとしても、できれば、3年は在籍することをおすすめします。もちろん、ひどいパワハラ、セクハラがある、業績が不安定で給料が下がる等の事情の場合はすぐに転職をおすすめしますが、よほどの事情がない場合は、3年間限定と考えてレンタル移籍のような気分でその環境の中で何か学べるものはないか、何か利用できるものはないかと前向きにとらえて就業することをおすすめします。そこで学べるものもきっとあると思います。

その3.耐え忍ぶこと

大卒で23歳で就職し定年が65歳と考えると、働く年数は42年ほどあります。その中で、転職できる年齢タイミングを考えると、20-30代がメインとなります。40代でも可能ですが、40代前半でギリギリ転職できるかどうかという状況かと思います。

そう考えると、仮に43歳までが転職可能年齢とすると、23歳~43歳までの20年間の間が転職可能期間となります。3年スパンで転職を繰り返すと、26、29、32、35、38、41の合計6回がMAXになりますが、3年スパンで転職していると経験量、役職といった部分では恵まれないキャリアとなってしまいます。理想は長く働きつつ、キャリアのステップアップ、見直しを20-30代で考えつつ、40代~60代は同一企業で一定のポジションにつくのがいいと思います。そうなると、20代で1回、30代で1-2回ぐらいの転職回数がいいのではないでしょうか。もちろんやりたいことへの挑戦等あれば、この限りではないですが、キャリアプランとしてはおおよその転職回数の目安はもっておいたほうがいいと思います。

ちなみに私は20代で1回、30代で1回転職をしています。ともに6-7年近くは経験して転職してます。3年を超えると、企業からも信頼はされますし自分自身もある程度居心地はよくなるものです。少し古臭い考え方だとは思いますが、耐え忍ぶことで得られる経験値、信頼、メリットもあるので、即座に転職しようと思わずに、踏みとどまることのメリットも考えてみるのもいいと思います。

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